カイロが熱くなるのは鉄がさびるため？

カイロが熱くなるのは鉄がさびるため？　　◯ or X

使い捨てカイロには主成分として鉄粉が含まれています。この鉄粉が酸化する（さびる）ために、熱が生まれます。

どんな鉄でも、さびるときは熱を出しますが、通常は反応がゆっくりなので熱くはなりません。では、なぜカイロでの鉄の酸化は熱くなるのでしょうか。それは、反応が急激に進むからです。

カイロには主成分の鉄粉の他に、酸化を促す水分や活性炭が含まれています。こうした成分のおかげで、カイロでの鉄の酸化は急激に進み、熱を感じられるほどになるのです。

カイロは外袋に入ったままだと、鉄粉の酸化が抑えられています。カイロを外袋から出すと、鉄粉が空気中の酸素に触れて酸化が進みます。カイロ本体の袋は不織布でできているため、空気を通します。

酸化反応とは、どんなことをいうのでしょうか。