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人型ロボットの時代が来る?(AIとロボットのお話 第8回)

一家に1台の時代は来るのでしょうか。

人型ロボットの時代が来る?(AIのお話 第8回)

身長168センチ、体重60キロ、歩く速さは秒速1.2メートル、持ち運べる荷物の重さは20キロ――人間ではありません。アメリカの会社「フィギュア」が開発中の人型ロボットです。

自ら立って動ける電動ロボットで、1回の充電で動けるのは5時間。一つの決まった作業ではなく、いろいろな作業を行うことが想定されています。フィギュア社は、ロボットがコーヒーを作る様子と、箱型のケースを運ぶところをユーチューブで公開しています。

今や、工場の生産ラインに固定された産業ロボットは珍しくありませんが、それに比べて人型ロボットの実用化は遅れています。そんななか注目を集めているのがフィギュア社のロボットです。

フィギュア社は今年1月、自動車大手BMWの製造現場へのロボット導入に向けてBMWと契約を結んだと発表。2月末には、半導体大手エヌビディアマイクロソフトなどから6億7500万ドルの資金を調達したと発表しています。

フィギュア社は、生成AI(人工知能)のChatGPTで有名なオープンAIとも提携。人間と共同作業を行ったり、言葉による指示に従ったりする機能をロボットに与えることをめざしています。いずれロボットは、過去の間違いをもとに自ら行動を修正する能力を身につけられるようになるかもしれません。

(2024年3月3日)

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